Top->のぼりが目に入った瞬間の安堵感
のぼりとお茶処さんというと、けっこう私は喫茶店とか緑茶が飲めるお茶屋さんが好きということもありまして、こういったグッズが目にとまるとついつい寄ってだんごの一本も食べながら一杯飲んでいくということが多いのです。
特に最近は緑茶のおいしさに目覚めたということがありまして、私にとってはけっこうこういった幟には心ひかれるものがあり、そのデザインもいいなと思っていまして遠くから見かけてもすぐにそれとわかるシンプルな中にも魅力を持っているところが気に入っているのです。
特にこういったお店においてはお客を集める効果のあるこの手のグッズは必要不可欠であると思われますので、かなり大事になってくるのです。
もともと源平の昔から合戦において敵味方を明確に区別し、大将が味方の位置を把握するために利用していたという歴史があるのぼりというグッズは、いまや商売をする人のシンボルとして使われているのです。
もっぱら接客業においてこの手のグッズが使われ、のぼりによってそのお店の内容を把握するお客さんがとても多くなっているということがありますので、そういった点を考慮してこの手のグッズを設置するということが大切になっているというふうに言われていますから、その効果はとても大きいのです。
のぼりとお茶処さんは、相性がいいと思います。と言うのは、テレビ番組の時代劇で、お茶処さん前にこれが立っているのを見たことがあるから、イメージがあいやすいからではないかと思います。
私も、子供の頃からテレビの時代劇で見て、無意識に、イメージが出来上がっています。
だから、伝統的に、のぼり旗を立てているお茶処は、かなりあります。その為、現在でも、この二つは、マッチングしているような感じがします。
古風なお茶処なら、これがあるほうが、より古風さが演出されて、集客に繋がると思います。
京都のお茶処は、のぼりが似合う感じが特に強いです。和風と合うのです。京都でこれが立っているお茶処を見つけたら、おいしい饅頭が食べることができそうな気がします。
実際に、饅頭の絵柄が書いてあったりするところもあります。私の知人が京都にいるので、たまに京都に行くのですが、何度か、そのようなお茶処に入った経験があります。
私、饅頭や、和菓子が好きです。その為、のぼりが立っているお茶処は、好きです。
そのようなところは、饅頭や、和菓子を置いているところが多いからです。普通の喫茶店では和菓子を置いているところは、少ないです。
でも、これが立っている喫茶店なら、置いている可能性があります。だから、立っていると、ついつい覗いてしまいます。
のぼりとお茶処さんと言えば、20年以上前の高校時代に郊外学習で行った鎌倉の山の中を思い出します。
5,6人の仲良しグループで班を作り、事前にガイドブックで行きたいところを検討し、学校にそのタイムスケジュールを提出しました。
高校生の女の子たちですから、鎌倉の大仏様には全く興味を感じません。お店が沢山あるような場所や、風情のある名前に惹かれます。
私たちは化粧坂という名前に魅了されてしまいました。幟旗が立った喫茶店や陶器屋さん・お食事処を横目に、化粧坂の細い坂を登っていったのです。
化粧坂ってここだ。ガイドブックを見ながら会話する私たち。その後ろから突然けしょうじゃないわよ。
という奥様方の大きな声が。そうです、私たちはそもそも最初から間違っていたのでした。
照れる私たちに手を振り通り過ぎていく奥様たち。バツが悪くなった私たちはそのグループの後を追うことも出来ず、ついつい別の山道に入って行きました。
街の喧騒から遠ざかり、先ほどまで見えていたお店ののぼりが視界から消えた事にも全く気付かずに。
私たちはどんどん険しくなっていく山道を登って行きました。途中まではあった人家が次第に無くなっていくのを疑問にも感じずに。
おかしいと思ったときには既に集合時間まで2時間程。焦ってももう道は全然分からなくなっていたのです。
先に進むしかない。そう決意した私たちは前へと歩き出しました。もう駄目と泣き出す友人、パニックで叫び出しそうな仲間を励ましながら。そして、私たちは『甘酒』とのぼりを立てたお茶所に行き着いたのです。
結局私たちが辿り着いた場所は、大仏様の裏手でした。偶然にも集合場所のすぐ近くに出ることが出来たのです。
後になって地図を見返してみると、私たちは2つ半の山を登っていました。遭難しないで無事に戻れたのが不思議な位の状況だったのです。
あの時ののぼりが目に入った瞬間の安堵感と、甘酒の美味しさを忘れる事は無いでしょう。
泣きながら駆け寄った私たちを抱きしめて、タオルを差し出してくれたお茶処のおばあさんの優しさと共に。